無関心と無関係
~わたしたち一人一人が主役となるために~
わたしの祖父は、貧しさ故に画家になる夢は叶わず師範学校へ進みました。
しかし、絵さえ描ければ幸せで政治に無関心だった祖父は、学徒出陣によって戦地に駆り立てられました。祖父の乗船した船は敵の攻撃を受けて轟沈。海に放り出された祖父は九死に一生を得ました。
政治に無関心でいることはできるかもしれないが、誰も政治と無関係に生きられない。
そのことを私は祖父の経験から学びました。
祖父が味わった地獄の苦しみを誰にも味会わせたくない。
そのために政治学を学びました。
今、わたしは教育現場で働いています。そこで目の当たりにするのは政治に対する学生たちの無関心です。
政治とはみんなのことをみんなで決める営みです。
わたしたち一人ひとりが主役となるために、政治の素晴らしさ、おもしろさを知り、みんなの事柄を自分の事として考えられる政治を実現しましょう。
飛矢﨑雅也